Spack

本サイトではSpackに関連する文書を公開しています。Sphere packing(球充填)については pyspack をご参照ください。

Spackは様々なプラットフォームやシステム環境にインストールされているソフトウェアの複数のバージョン、設定などを管理するために設計されています。Spackは、スーパーコンピュータシステムを運用するセンターなどでの利用を想定して設計しています。大規模なセンターなどでは、多くのユーザやチームがシステムにインストールされているソフトウェアを利用したり、ソフトウェアを共有したりしていますが、それらは、様々のクラスタ上で標準的なABI(Application Binary Interface)を持たないライブラリを利用しています。Spackを利用することで、新しいバージョンのソフトウェアをインストールしても既存の環境を破壊することなく、同じシステム上に多数の構成を共存させることができます。

Spackがシンプルであることは、最も重要な点です。Spackユーザは、シンプルな文法で利用したいソフトウェアのバージョン、設定、オプション等を指定できます。また、Spackは、パッケージングを行うユーザにとってもシンプルです。パッケージファイルは純粋なPythonで記述されていて、多種多様なビルド方法を記載する場合でも、更新するのは単一のファイルです。

使用例とハイライトについては、 機能概要 をご参照ください。

以下の方法でSpackを github <https://github.com/spack/spack> から入手し、最初のパッケージをインストールしてみてください。

$ git clone https://github.com/spack/spack.git
$ cd spack/bin
$ ./spack install libelf

Spackを利用するのが初めての場合は、 はじめに をご参照ください。もしくは、下記のマニュアルをご参照ください。

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